旦那(夫)と離婚したい妻必見!もめずに離婚するための手順や準備を徹底解説

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記事目次
旦那(夫)と離婚したいと考えるきっかけや理由とは?
離婚を考える妻には、それぞれの生活の中で積み重なったさまざまな理由があります。
些細な不満の積み重ねから、深刻なトラブルまで幅広く存在します。まずはそのきっかけとなる代表的な理由を理解することが重要です。
価値観の不一致
夫婦の間で金銭感覚、子育て観、家事分担、キャリアの考え方、家族との関わり方などが合わないと、日常的なすれ違いが積み重なります。
互いの価値観が極端に異なる場合、歩み寄りが難しく、生活のすべてがストレスになります。話し合っても理解し合えない関係に疲弊し、将来を共にすることが難しいと感じるようになります。
モラハラ・精神的虐待
「お前はダメだ」「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」といった暴言や、
無視、威圧的な態度など、精神的な攻撃が日常的に続くと、心身に大きな悪影響を及ぼします。
周囲には分かりにくい分、長期的なダメージが深刻です。自己肯定感が奪われ、自分自身を見失ってしまうこともあります。
不貞行為
不貞行為は、夫婦間の信頼関係を根本から破壊する行為です。再構築を目指すには不貞行為をした側の誠意ある謝罪と努力が不可欠ですが、それが見られない場合、不貞をされた側は離婚を決意する大きな要因となります。
浮気の証拠がある場合、慰謝料請求の対象にもなります。
育児や家事への非協力
家事や育児の負担が一方に偏ると、精神的にも体力的にも限界を迎えることがあります。
特に共働き家庭で妻だけに家事育児の負担が集中していると、「このままでは壊れてしまう」と感じるのは当然です。
家庭内で協力が得られないことに対する絶望感が、離婚を現実的に意識させます。
暴力
一度でも暴力があった場合、その関係性には常に恐怖がつきまといます。一時的な感情に任せた暴力の後加害者が謝っても、残念ながら再発するケースが多いと言わざるを得ません。そのため、まずは安全の確保を最優先すべきです。
特にお子様がいるご家庭では、子どもへの心理的影響も計り知れませんし、その暴力がお子様にも及ぶリスクも考えなくてはいけません。
暴力が習慣化している場合は、離婚とともに法的措置や刑事告訴を検討すべきです。
義実家との関係悪化
義両親や親族からの過干渉や否定的な態度により、精神的に追い詰められることがあります。夫が味方にならない、むしろ加勢するような態度を取ると、孤立感から夫婦関係の破綻に直結します。夫婦で築くべき家庭のバランスが崩れ、安心できる場を失うことに繋がります。
金銭問題・借金癖
ギャンブルや浪費癖、借金などが原因で家計が逼迫すると、日々の暮らしにも大きな影響を与えます。
経済的な安定を維持できない相手との生活に不安を覚え、離婚を考える理由となります。
将来設計が描けないことによる不安感が心の余裕を奪います。
会話がない・愛情が感じられない
会話がなく、必要最低限の連絡しかない関係は、家庭に温かさを感じられません。
愛情表現がなくなり、パートナーシップが完全に機能していない状態が続くと、心の孤独に耐えられなくなります。
無関心な態度が日常になると、夫婦の意味を見失ってしまいます。
性的関係の不一致・レス問題
性生活がない状態が長く続く、あるいは一方的な拒否により心身のつながりが断たれると、夫婦関係の継続に疑問を持つようになります。
性に関する価値観の違いは、放置すれば関係悪化を加速させます。セックスレスは浮気や精神的な疎外感を生む原因にもなります。
旦那(夫)との離婚を検討したほうがいいケース
繰り返される暴力・DV行為がある場合
身体的暴力は犯罪行為であり、一度でもあれば即時の対応が必要です。命の危険や精神的な後遺症につながることもあり、特に子どもがいる場合はその影響も深刻です。別居や法的措置を早急に講じるべきです。
加害者から距離を取ることが安全確保の第一歩です。
夫が生活費を入れない・経済的DV
十分な収入があるにもかかわらず、生活費を家庭に入れず、自分の趣味や遊興費にばかり使っている場合は、経済的DVの疑いもあります。
生活の安定が確保できない状態が続く場合、今後の安定した生活維持のため早期の決断が必要です。
お金の問題は感情以上に離婚の決定打になることがあります。
不貞行為が明白で改善の意思がない場合
浮気の証拠がありながら反省や改善の意思がなく、さらに開き直るような態度をとる場合、夫婦関係の再構築は期待できません。
精神的苦痛が継続するようであれば、法的に離婚と慰謝料請求を検討しましょう。信頼を完全に失った関係は維持する意味がありません。
精神的虐待が長期間続いている場合
精神的な虐待は心をじわじわと蝕みます。日常的に怒鳴られる、無視される、存在を否定されるような言動が続くと、自信を失い、うつや体調不良を引き起こすこともあります。
そのような症状が出る前に早く行動を移すことが必要です。
継続的な言葉の暴力も立派なDVです。
子どもへの悪影響が見られる場合
夫婦の不和が子どもに影響を与えている場合は、離婚も視野に入れるべきです。
子どもが不安を抱えたり、学校や家庭での様子に変化が見られる場合は、今後の成長に深刻な悪影響を及ぼす恐れがあります。
必ずしも両親が揃っていること自体が子どもの心の健全な発達を守ることには繋がらないこともあります。
お子様の環境を整えるため夫婦関係を終了させることが必要であると考える場合には離婚を検討しましょう。
旦那(夫)と離婚する際に準備しておくべきこと
離婚は感情だけでなく、具体的な準備と計画が重要です。
以下のような事前準備を整えることで、離婚後の生活もスムーズにスタートできます。
離婚後の生活費のシミュレーション
家賃、光熱費、保育料、食費など、日常生活に必要な費用をリストアップし、毎月の必要額を把握しておきましょう。
公的支援や児童手当などの制度も調べておくと安心です。
住居の確保
別居をする場合、実家に戻るか、自分で賃貸契約をするかを検討しましょう。
子どもの転園や学区変更など、生活全体に関わる問題となるため、慎重な判断が必要です。
収入源の確保
専業主婦だった場合、収入ゼロになるため、パートや正社員などの働き口を探すことが必須です。
ハローワークや自治体の女性支援センターも活用しましょう。
財産分与の対象資産の確認
結婚後に築いた共有財産は原則として半分ずつ分け合うことになります。
預貯金通帳、保険証書、不動産登記簿、ローン残高などを証拠としてコピーしておきましょう。
子どもの親権と養育費の検討
親権を希望する場合、育児の実績や現在の生活環境が重視されます。
また、養育費の金額は年収などに基づいて決まるため、相手の収入証明を把握しておくと有利です。
証拠の確保(暴力・浮気など)
暴力の診断書、浮気相手とのLINEやメールのスクリーンショット、録音データなどは、調停や裁判での主張を裏付ける重要な証拠となります。
信頼できる専門家への相談
法律相談を受けられる女性支援団体や弁護士などに早めに相談しておくことで、進むべき方向が明確になります。
旦那(夫)との離婚を進める際の流れ
離婚を進めるには、冷静さと計画性が不可欠です。
次に紹介する3ステップで、無理のない離婚を目指しましょう。
① 離婚の意思を伝える
離婚の話を切り出す際は、できる限り冷静かつ論理的に話すように心がけましょう。
「もう我慢の限界」「あなたと一緒にいるのが苦しい」といった感情に訴えるだけでは、相手に伝わらない場合もあります。
話し合いの前に、自分がなぜ離婚を望むのかを明確に整理し、箇条書きでメモしておくのもおすすめです。また、相手の性格によっては感情的になったり、逆上する可能性もあるため、安全な環境で話すことも重要です。物理的な距離を置くことで冷静なやり取りが可能になることもあるため、電話やメール、LINEなどを活用するのもひとつの手段です。
話し合いの中で感情的な言動があった場合に備えて、録音するなど記録を残しておくと安心です。
とにかく、感情に任せて一方的に伝えるのではなく、相手に伝わる方法とタイミングを見極めましょう。
② 希望する離婚条件をまとめておく
離婚後の生活を見据えて、親権、養育費、面会交流、財産分与、慰謝料、引っ越し費用など、具体的に希望する条件を整理しましょう。
「どこまで譲れるか」「絶対に譲れないラインはどこか」を明確にすることが、スムーズな交渉に繋がります。書面にして持っておくと、話し合いで混乱するのを防げます。
③ 話し合いで解決しない場合は離婚調停や離婚裁判へ
話し合いが決裂した場合、家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てることになります。調停では調停委員が夫婦の間に入り、公平な視点で話を整理し、合意を目指します。
調停での合意が成立すれば、その内容に基づいて離婚届を提出することができます。しかし、調停が不成立となった場合は、裁判に移行します。
裁判では証拠や法的主張が重視されるため、事前に証拠収集や弁護士の協力が不可欠です。
また、調停や裁判には時間と費用がかかるため、精神的・経済的な負担も見込んでおく必要があります。
旦那(夫)との離婚に関する悩みは弁護士への早期相談がおすすめ
離婚に関する悩みを抱えたとき、できるだけ早く弁護士に相談することが重要です。
離婚には財産分与、親権、養育費など複雑な法的問題が伴い、対応を誤ると不利な条件で合意してしまう可能性があります。
早期相談により、現状の法的リスクや今後の選択肢を明確にし、適切な対応方針を立てることができます。
また、感情的な対立を冷静に整理し、話し合いや調停・裁判を有利に進めるための土台作りにもつながります。
まとめ
夫との離婚は感情的な問題であると同時に、法律と生活設計の問題でもあります。
もめずに離婚を進めるためには、十分な準備と情報収集が不可欠です。
感情に流されず、冷静に状況を整理し、必要であれば専門家の力を借りましょう。
自分と子どもの未来のためにも、前向きに一歩を踏み出す準備を始めてみてください。
- 得意分野
- 不貞慰謝料 、 離婚 、 その他男女問題 、 刑事事件
- プロフィール
- 京都府出身
同志社大学法学部法律学科 卒業
同大学大学院 修了
北河内総合法律事務所 入所
弁護士法人アディーレ法律事務所 入所
東京スタートアップ法律事務所 開設