離婚カウンセラーとは?相談料金やメリット、弁護士への相談がおすすめなケースを解説

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離婚とあわせて不貞慰謝料でも
お悩みの場合は無料相談となります
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記事目次
離婚は人生の大きな転機であり、精神的にも経済的にも大きな負担を伴います。
その過程で不安や迷いを抱える方は少なくありません。
そんなとき、心の支えとなり離婚手続に向けた準備をサポートしてくれるのが「離婚カウンセラー」です。
離婚カウンセラーは、夫婦関係の修復や離婚の決断に悩む方の相談に応じ、気持ちの整理や手続の流れを理解する手助けをしてくれます。
本記事では、メリットと注意点を解説します。また、弁護士などの他の機関への相談が望ましいケースとの違いについても詳しく紹介します。
離婚の相談ができる離婚カウンセラーとは?
離婚カウンセラーとは、離婚に関する悩みを抱える人の相談に応じ、
心理的サポートや実務的な助言を行う専門家です。
法律上の資格ではなく、民間資格や研修を受けて活動している人が多いのが特徴です。
相談者の気持ちに寄り添いながら、夫婦関係の修復を目指すのか、離婚を選択するのかを一緒に考え、必要な情報提供を行います。
特に「離婚をすべきかどうか迷っている段階」の人にとって、安心して悩みを打ち明けられる存在として役立ちます。
電話・メール・オンライン相談を提供しているカウンセラーも多く、場所や時間にとらわれずに相談できるのが利点です。
離婚カウンセラーに相談できる内容
離婚カウンセラーに相談できる内容は幅広く、主に以下のような悩みを相談できます。
- 夫婦関係の改善相談
- 離婚を決断するまでの過程で生じた迷い
- 離婚に伴う生活設計の相談
- 離婚に向けて必要な手続や準備のアドバイス
このように、離婚カウンセラーは、心理的・実務的な支援に特化しており、
特に離婚するかどうか悩んでいる人にとっては、気持ちの整理をつけやすくなるでしょう。
相談料金相場
離婚カウンセラーの相談料は、事業者や相談形式によって異なります。
一般的な相場は以下の通りです。
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- – 初回相談料:5,000円~1万円程度
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- – 1時間あたりの相談料:5,000円〜1万5,000円程度
- – パック料金:数回の相談をまとめて受けられる定額制(3万円〜10万円程度)
ただし、料金体系が不明確なケースや高額請求に至るトラブルもあるため、事前に契約内容を確認しておくことが重要です。
離婚カウンセラーに相談するメリット
離婚カウンセラーを利用することで得られるメリットは多岐にわたります。
そこで、離婚カウンセラーに相談することで得られるメリットを見ていきましょう。
MERIT:精神的な安定感
実際に離婚しようか悩んでいる人にとっては、離婚するかどうかはなかなか第三者に話しにくいものです。
そのような方でも、離婚カウンセラーに悩みを打ち明けるだけでも気持ちが整理され、冷静な判断ができるようになります。
また、心理的に楽になれる方法についてもアドバイスをもらえる可能性もあります。
MERIT:中立的な視点でのアドバイス
友人や家族に相談すると感情的な意見に偏りがちですが、
カウンセラーは中立的な立場から助言を行います。
そのため、離婚カウンセラーからの助言を受けて、
感情面に流されずに将来的に何が本当にあなたのためになるのかをじっくり検討することができるでしょう。
MERIT:離婚準備の効率化
いざ離婚しようと決意しても、離婚の手続には複雑な面もあり、必要な手続も多いです。
そのため、何から手をつけてよいのかわからず、離婚がなかなか進まなくなってしまうこともあるでしょう。
手続の流れや必要な準備についてアドバイスを受けることで、スムーズに行動できるようになります。
MERIT:夫婦関係修復のサポート
配偶者に離婚を切り出されている方の中には、
離婚したくない、仲直りがしたいと考えている方も多いです。
しかし、自分だけではどうすれば夫婦関係を修復していけるのか分からない、いろいろ試行錯誤したがだめだったという悩みを抱えている方も多いです。
離婚を望まない場合でも、カウンセラーは関係改善の糸口を一緒に探してくれるため、離婚回避を目指すことも可能です。
離婚カウンセラー以外の相談先【弁護士】
離婚カウンセラーは、法律上離婚に関する協議等の代理を行うことはできません。
そのため、すでに離婚協議等が開始して話し合いが進んでいる方や離婚を決意している方は、弁護士に相談することにより具体的な離婚に向けた解決を進めていくことができます。
弁護士に相談・依頼できること
弁護士は、法律の専門家として、離婚協議、調停・訴訟の対応、
書面作成など離婚に関するあらゆる場面で代理して手続を行うことができます。
特に、当事者が感情的になって離婚が進まない場合や、財産分与・慰謝料・養育費等の法律的に複雑な分野についても、相談から代理交渉まで全て一貫して対応することができます。
そのため、実際の離婚協議にあたっては配偶者と直接顔を合わせる必要も無く、
感情的な対立を避けることができますし、話し合いに要する時間的・精神的負担を軽減しつつ終局的な解決を図ることができるのは大きなメリットでしょう。
これらのことからも分かるように、実際に離婚を進めていくためには、弁護士の力が不可欠といえます。
相談料金相場
離婚の相談料金について、事務所によっても異なるところですが、
一般的な相場としては30分無料~1万1000円(税込)程度が多いといえます。
もっとも、これはあくまで相談料金ですので、実際に離婚協議や訴訟の代理を依頼する場合には、着手金や報酬金といった費用が発生することになります。着手金とは、事件処理を依頼した際に、最初に支払う費用です。金額については、協議・調停・裁判等の手続の段階によって異なることが多いですが、一般的に20万円~60万円程度が相場となっています。
報酬金とは、事件が終結した際に支払う費用です。
これも手続の段階によって異なることが多いですが、数十万円の固定報酬と、獲得した利益に応じた成功報酬を定めていることが多いです。
離婚カウンセラー以外の相談先【探偵】
不倫が原因で離婚を検討している方の中には、不倫の証拠が掴めないために離婚に踏み切ることができないという方も多いでしょう。
そういった方は、不倫の証拠を掴むために探偵に依頼することも検討しましょう。
探偵に相談・依頼できること
探偵は、尾行や張り込みなどによって不倫の調査を行い、写真や動画の撮影などを駆使して「調査報告書」を作成します。
実際に、探偵が尾行などを行い、配偶者が不倫相手とラブホテルに入って数時間後に出てきた様子などを
撮影した写真やその状況を記した調査報告書は、裁判における離婚原因の認定や慰謝料請求において非常に有力な証拠となります。
相談・調査料金相場
探偵事務所への相談・調査料金については、相談自体は無料相談を行っている事務所が多いです。
実際に調査料金については、調査の種類によって異なりますが、だいたい相場としては10万円~100万円超となっており、金額に大きな開きがあります。
中には、成功報酬型を取り、調査が成功しなければ料金が発生しないものとしている事務所もありますが、多くは時間料金型として1時間あたり1万円~3万円程度の料金体系をとっている事務所が多いと言えます。
離婚カウンセラーに相談できること
離婚カウンセラーには、夫婦関係の悩みや性格の不一致、浮気、DVなど離婚を考える背景事情の整理や、
感情面のサポート、子どもへの影響への相談ができます。
また、離婚後の生活設計や必要な手続の流れについての一般的な情報提供も受けられます。
離婚に関する問題をカウンセラーに相談すべきでないケース
離婚カウンセラーに相談できる内容については、すでに解説した通りで、主に心理的側面からのアドバイスがメインとなります。
そのため、心理的なサポートが目的ではなく、実際に離婚に向けて行動していく手段を検討している方は、別の機関に相談すべきといえます。
CASE1. すでに離婚を決意している場合
すでに離婚を決意している方にとっては、現実に離婚を成立させるための手段や離婚条件を検討する必要があります。
そのためには、配偶者と交渉をしたり、場合によっては離婚調停や裁判によらざるをえない場合も多いです。
その中で実際に離婚を進めていく上では、慰謝料・財産分与・親権・養育費などの離婚条件を検討しなければならず、高度な法的知識が必須になります。
原則として、このような交渉などを代理できるのは弁護士だけですから、すでに離婚を決意していたり、実際に離婚を巡ってトラブルが生じている方は、弁護士に相談してみましょう。
CASE2. 不倫の証拠を確保する必要があるケース
離婚カウンセラーは、離婚や夫婦関係に関する悩みについて
心理的な側面からのアドバイスなどをメインとして担っています。
そのため、基本的に離婚カウンセラーが不倫の証拠を集めるために調査を行ってくれることはありません。
不倫の証拠を確保したい方は、すでに解説した通り、探偵への調査を依頼するのが最善です。
CASE3. 配偶者からのDVやモラハラなどにより心身に異常を来しているケース
配偶者から日常的にDVやモラハラを受けている方の中には、
うつ状態や不眠症など心身に異常を来してしまっているケースが多々見受けられます。
また、離婚を巡り口論や日常的な夫婦間の喧嘩などにより、気づいたら上記のような心身の異常が生じていることも多々あります。
そのような症状が出ている場合に、離婚カウンセラーに相談することで症状を改善させるといったことはもはや困難といえるでしょう。このように具体的な症状が出ている場合には、症状の悪化を防ぐためにも早急に医療機関を受診した方が良いといえます。
まとめ
離婚カウンセラーは、離婚に迷う人や感情的に不安定な人にとって心強い味方です。
相談料金は比較的リーズナブルで、気軽に利用できる一方、法律的な対応はできないため限界もあります。
財産分与や慰謝料請求など法的な問題が絡むときは、弁護士への相談が必須です。
自分の状況に応じて、離婚カウンセラーと弁護士をうまく使い分け、納得できる選択をしていきましょう。
- 得意分野
- 不貞慰謝料 、 離婚 、 その他男女問題 、 刑事事件 、 遺産相続 、 交通事故
- プロフィール
- 岡山大学法学部 卒業 明治大学法科大学院 修了 弁護士登録 都内の法律事務所に所属 大手信販会社にて社内弁護士として執務 大手金融機関にて社内弁護士として執務