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スタートアップを支える弁護士は、起業家と伴走しよう。
起業家を法的にサポートできる存在が増えたら、この国から多くの魅力的な企業が育っていくはず。そう考えて注力する私たちの、スタートアップ企業向けのリーガルサービス。その働き方は、大手企業の法務とは少しイメージが異なります。手順もやるべきことも整理され、法的な知識もある社員と対峙する大手の法務。それに比べると、スタートアップ法務はゼロから業務を立ち上げていく力が必要です。対面するのも、起業家自身かその経営パートナーであることが多く、法的な知識をあまり持たないケースも多い。経営陣と伴走しながら、どのようなリーガルサービスを提供すべきか、そのあり方から一緒に考えていくスタンスが求められます。
向き合う相手が経営者、中でも起業家自身であることが多いスタートアップ法務は、“ひと”に寄り添う感覚の強い仕事です。20代30代と若い起業家も多く、考え方も自由。常識に縛られない発想がある分、強い個性に戸惑うこともあるかもしれません。野心や情熱はあるけれど、いわゆる成熟した企業を相手にするのとは違うコミュニケーション能力も必要です。同時に、法律用語を使うより、個人の相談者に対応するようなわかりやすい言葉遣いを工夫し、しっかりと考えてもらうような心遣い。法的なリスクを伝えながらも、「守る」だけでなく代替案を提示する。法律を杓子定規に解釈することだけではなく、自分の頭で考え、事業を実現するために積極的にアイデアを出していく。その事業を実現したいと願う企業の経営陣と同じ目線でビジネスを見つめる弁護士が求められているのです。
スタートアップ企業のサポートをしていると、かならず新しいことに出会います。新しいビジネスモデル、新しい技術、新しいトレンドなど、ビジネスに関する最新情報に触れるとワクワクします。ただ、それら自体の理解やそれらにまつわる法制度へのキャッチアップが求められるので大変です。その努力は必ずしも報酬に結び付くわけではありませんが、必ずその弁護士の血肉になり、この先出会うスタートアップ企業の助けとなります。企業法務のプロであるだけでなく、世の中の動きを理解した人になること。それも、これからの日本をアップデートする弁護士への一歩なのです。
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