「独立」という選択を、全力で応援する― 南村弁護士に聞く、TSLという”第一歩”

中川 浩秀 × 南村 早紀

中川 浩秀

拠点

銀座本店

経歴

東京スタートアップ法律事務所 代表弁護士。2018年9月に東京スタートアップ法律事務所を設立。「Update Japan」という目標を掲げ、弁護士業界の既成概念にとらわれない組織づくりやサービス開発を進めている。趣味は旅行、読書、バスケットボール、テニス。

南村 早紀

拠点

元TSL札幌支店所属、その後独立。

経歴

みなみむら法律事務所代表。中央大学法学部、関西学院大学ロースクールを卒業。鹿児島銀行や明治大学での勤務を経て弁護士登録、大手法律事務所を経験後、2024年にTSLに入所、札幌支店に配属。その後2025年に独立、現事務所を開業。趣味は競馬観戦や牧場巡り、大の馬好き。

Q.

TSLに入所したきっかけを教えてください

南村

前の事務所にいた頃、移籍したいなと思っていたんです。そのとき知人の先生から「TSLは合っているんじゃないか」と勧めてもらって。調べてみると、本当に依頼者のためを考えている姿勢や、リモートも含めた働きやすさ、案件のあり方など、素敵だなと思うところがたくさんありました。

決め手は採用面接でした。中川先生のお人柄が本当に伝わってきて、「受ける側にここまで話してくれるのか」というくらい、いろいろお話ししてくださったんです。それで、この事務所は信頼できるな、これからますます大きくなる事務所だと思って、なんとか入りたいと思いました。

とにかく話しやすい空気をつくってくださって。こちらが聞く前に「うちはこういうところに力を入れているよ」と、普通ならなかなか聞きにくいことまでわかりやすく説明してくださって。逆に「そんなに教えていいんですか」というくらいの情報量で(笑)。私も「こういうことがしたい」「これはできますか」と、ざっくばらんに話せました。

中川

面接の細かい内容までは覚えていないんですが、印象はすごく残っていますね。話している時の印象がすごく良くて、For Clientという事務所の価値観に合っていると思ったのを覚えています。

Q.

独立を意識したのはいつですか?

南村

正直、入所した時点ではまったく考えていませんでした。転機になったのは、中川先生のチームに身を置かせていただいたことだと思います。日々の1on1ミーティングやいろいろなプロジェクトを通して、プレイヤーとしては順調に来られていても、「事務所の中でもっと大きなことをしたい」と考えたときに、自分の視野の狭さに気づかされたんです。

中川先生とお話ししていても、「自分はまだまだ未熟だな」「先生には見えているものが、私には見えていないな」と感じる場面があって。そういうことは、一度自分の責任でいろいろ背負ってみないと気づけないのかもしれない、と思うようになりました。

独立を決めたのは本当に急で(笑)。札幌に別の用事で来ていたとき、近くのカフェで中川先生と打ち合わせをしたんです。その話が終わったあと、何か触発されたみたいに「独立してみたい」という気持ちが湧いてきました。

そのとき中川先生が「自分も独立したときはこうだったよ」と話してくださったのが心にすごく残っていて、「このぬるま湯から旅立たないとダメなんじゃないか」「安全圏にいても冒険はできないじゃないか」と強く感じたんです。

中川

「独立します」と言われた瞬間は「ええっ・・・」と思うんですよ!でも1週間くらいすると、「まあ、自分でもそうするかな」という気持ちになる。だいたいいつもそんな感じですね(笑)。

Q.

独立してみて、変わったことを教えてください

南村

本当にいろいろ変わりました。案件の管理の仕方も、考え方も。一人事務所ですが、自分で全部やってみると「人を雇うって、誰かと一緒にやるって、すごく大変なことなんだな」と実感します。

一番大きいのは、TSLの日々の意味が”腹落ち”したことですね。TSLには定期的に全国の弁護士への情報共有の場として、2ヶ月に1回の頻度で、全社ミーティングがあるんです。所属していると参加はしているんですが、先生が一生懸命説明してくださっていることが「何のために重要なのか」まで、正直わかりきれていなかったと思うんです。事務所の数字を上げるために、依頼者の方に少しでも満足のいく結果にするために、周囲と協力して案件を効率的に対応するために――。今なら「一人ひとりがこれをやらないといけない」と腹落ちして、もっと自分から参加したいと思えます。

中川

独立した人はみんな同じことを言うんですよね。事務所の中にいると、案件は自動的に流れてくるもの、まわりの人も当然いるもの、と思ってしまいがちで。でも自分でやると、案件も自分で取ってこないといけないし、依頼者への対応もクレームも全部一人で受け止めないといけない。所属しているとほぼ意識しなくていいことが、独立すると当たり前に自分の肩にかかってくる。頭ではわかっていても、なかなか意識が向かないんですよ。

南村

人との接し方もすごく考えるようになりました。今TSLに戻ったら、一緒に働く先生や周囲のスタッフと、もっと密にコミュニケーションを取れるだろうな、取りたいなと思います。いろんな人の考え方がつながっていくんだな、というのを独立して初めて感じています。

Q.

今はどんな毎日を過ごしていますか?

南村

いやー、大変ですね(笑)。考えること、やることがすごく多くて、あっという間です。一番時間を使うのは、やっぱり案件対応。TSLにいた時から「For Client」という考え方はとても大切にしていて。自分にできることは全部やる、という気持ちでそれぞれの案件に対応しているので、どうしても時間はかかってしまいますね。

今、力を入れているのは、弁護士としての対応力をもっと高めていくことですね。それと、AIの活用にも挑戦しています。いろいろ試していて、定型化された業務はうまく効率化して、依頼者対応など本当に時間をかけるべきところに集中できたらいいなと。WEBサイトなども、これから工夫していきたいところです。試行錯誤の毎日ですが、それも含めて面白いですね。

Q.

独立を目指す人にとって、TSLはどんな場所だと思いますか?

南村

すごくいい環境だと思います。TSLには新しい店舗やいろいろなオフィスがありますから、たとえば支店を任される存在になれば”擬似的な経営”の雰囲気を味わえるんですよね。特に新規で出す支店だと、まだ誰もやっていない場所で「どう運営していくか」を考えられる。オフィスのレイアウトについても意見を聞いてもらえたりして。独立したい人って、物件探しのようなところからスタートすることが多いので、そういう”目の付け所”も学べますし、実際の独立するときの予行練習にもなるかと思います。

しかも、働きながらお試しのように経験できる。一人でやっていくとどうなるのか、自分は問題なくやれそうか。それを、いきなり一人になる前に体感できるのは大きいと思います。離れたオフィスにいると、東京の本部に頼りにくい場面も出てきて、「まず自分でやってみよう」となる。そこで独立後の”強さ”が身につくんですよね。もちろん、聞きたいことがあればミーティングやチャットですぐ相談できますから、安心感もちゃんとあります。

中川

まさに「補助輪付きの擬似独立」ができる、ということですよね。早い段階で案件処理を一人で任されることもあるし。一人になると寂しいものだけど(笑)。そういう経験を小さな事務所で先にしておくと、「独立するとき、誰か他に人がいたほうがいいのか、一人でやれそうか」「自分の性格や向き不向きはどうか」を知るうえでもすごくいい。

南村

TSLは、働き方がすごく自由なんです。在籍していて「働きにくいな」と思ったことは正直なくて。人柄の面でも「この先生は苦手だな」という人がいなかった。それはきっと、採用にすごく力を入れているからだと思います。だから、独立したいと思って入っても、「意外とこの中で活躍していきたいな」と方向が変わっても困らない。そこがいいなと思います。

「独立支援します」とうたっていても、何年か経ったら自動的に出ていってください、という事務所もありますよね。TSLにはそういうことがない。もちろん事務所の案件にしっかりとコミットする先生もいますし、その一方で、個人で案件を取ることに注力している先生もいる。もともと事務所を持っていた先生が、TSLにジョインして、お客さまと一緒に移籍してくる――そんな先生もいます。自分にフィットする形を、自分で選べる。それがTSLの良いところだと思います。本当に自由度が高いんです。

Q.

独立志望の人が入所することについて、どう思いますか?

中川

もう、めちゃめちゃウェルカムです!

独立を考え始めた人って、そこからいろんなことを吸収しようとするんですよ。早く一人でできるようにならないといけないと思うから事件処理を貪欲に覚えるし、独立したら自分で呼んできたお客様から依頼を受けるわけだから、経営のことも考えながら動く。だから話が早いし、成長も早い。

そういう人は、たとえいてくれる期間が多少短かったとしても、その間の貢献度がすごく高いんです。だから、独立を考えている人ほど、ぜひ来てほしいと思っています。