「弁護士はこうあるべき」に縛られない自分らしさ

山口 友視香

山口 友視香

拠点

京都支店

経歴

76期弁護士。近畿大学法学部・同ロースクールをいずれも首席で卒業。2024年に新人弁護士としてTSLへ入所。和歌山県出身。趣味はミュージカルやプロ野球観戦、ピアノ。

Q.

弁護士を目指したきっかけは?

子どもの頃、ニュースで事件の報道を見ると「どうして事件ってなくならないんだろう」と考えていました。怒りというより、その人がどんな人生を歩んできたのか、どんな環境で育ち、何を考えて行動したのかを聞いてみたいという関心が強かったんです。その中で裁判や法律に興味を持ち、法曹の道を考えるようになりました。両親に六法を買ってもらったときは本当に嬉しくて、六法を抱えて寝るくらい大事にしていました。そのため、法学部へ進学し、法律を勉強して司法試験を目指すことは、私にとって自然な流れでした。

実は最初は刑事事件への興味から検察官志望だったんです。ただ、司法試験が見えてきた頃に女性検事の方からお話を聞く機会があり、ご夫婦ともに法曹関係者という方が多いと知りました。異動もあるので、そういう選択になりやすいと聞いて。そこで、自分の人生を考えたときに「私は弁護士のほうが合っているかも知れない」と思ったんです。

今振り返ると、私は「弁護士になりたい」というより、「自分らしく生きることができる道を選びたい」という気持ちが強かったのかも知れません。

Q.

TSLを選んだ理由は?

TSLを選んだ理由はとてもシンプルで、直感でした。就職活動ではいろいろな事務所を訪問しオフィシャルサイトも見ましたが、TSLからは他にはない自由さを感じました。オフィスがきれいで、服装も自由で、リモート環境も整っている。「ここなら働きやすそう」と素直に思いました。実際に入所してからも、その印象は変わっていません。

私は法律相談に入ることが多いので、朝は10時くらいから業務をスタートして、日中は多くの時間を相談に使っています。依頼者の方とのコミュニケーションはメールや電話が中心で、刑事事件を除き対面で会うことはあまりありません。

夜は最終枠の法律相談が終わったら、起案タイムです。夜ご飯の時間はきちんと確保しているので、ご飯を先に食べて、その後起案を行うということも多いですね。深夜や土日もちょくちょくメールを返すことはありますが、TSLは執務時間を自分でコントロールできるので、効率よく仕事ができています。

あと私、実はたくさん寝ないとダメなタイプなんです。睡眠は何より大事にしていて、しっかり寝ることで明確に業務効率が上がると感じています。うまく業務時間をやりくりして、毎日8~9時間は寝るよう調整しています!それでも依頼者の方から「まだですか」「遅くないですか」と指摘されることもありませんので、事件を滞留しているということも一切ありません。むしろ、「過去依頼していた弁護士と比べて、本当に仕事が早いですね」とお褒めいただくことが多いのです。長時間ダラダラと仕事を行うより、パキッと業務時間は全力集中する方が結局は仕事が進むんですよね。

Q.

仕事で大切にしていることを教えてください

私が一番大切にしているのは、「依頼者の方が求める弁護士でいること」です。

弁護士に依頼する状況って、多くの方にとって人生で何度もあることではないですし、精神的にも大きな負担を抱えているタイミングだと思うんです。だからこそ、せめて弁護士とのコミュニケーションが余計なストレスにならないようにしたいと思っています。

普段のやり取りはメールが中心ですが、営業日であれば返信はどれだけ遅くても翌日には返すようにしています。ただ事務的に回答するだけではなく、相手に寄り添った一言を添えることも意識しています。

弁護士は、自分の考えや正解を提示する仕事だと思われることもあるかもしれません。でも私は、自分を貫くことよりも、その人にとって一番良い解決は何かを考えて寄り添うことが、弁護士のあるべき姿なんじゃないかなと思っています。

特に私は、担当している案件のほとんどが指名案件です。指名料をいただいて「山口先生にお願いしたい」と選んでいただいている以上、通常以上にしっかりパフォーマンスを出さなければいけないと思っています。なお、プレイヤーとしての成果についても、2025年には事務所のMVPとして表彰していただくことができました。

ただ、最初から何でもできたわけではありません。入所直後はとにかく吸収することを大切にしていて、法律相談については、受任力トップクラスの先輩である日野先生の相談に、土日も関係なく同席させてもらっていました。どうすれば自分の強みを活かしながら受任につなげられるか、自分なりの型を早い段階で作っていきました。

必要な努力は、当たり前にやる。そこは昔から変わらないかもしれません。一方で、「何年後までにこうなりたい」という明確な目標は、あまりありません。ゴールから逆算して走るというより、目の前の仕事や求められていることに一つずつ応えてきた感覚のほうが近いです。

直感で「ここだ」と思ってTSLに入所しましたが、実際に働いたあとも、私にとっては大変過ごしやすい環境でした。遅めの時間帯の法律相談も積極的に担当していますが、代表の中川先生をはじめ、事務所の役に立つことが純粋に嬉しいんです。自分らしく働いて、それが周りの役に立つなら、それが一番いいなと思っています。

Q.

SNSは自分にとってどんな存在?

SNSは、私にとって自己表現の場所の一つです。

昔から人前に出ることにはあまり抵抗がありませんでした。ミュージカルやミスコンもそうですが、興味を持ったことは「とりあえずやってみよう」と挑戦してきました。その結果、誰かに褒めてもらえたり、周りの人が喜んでくれたりすることがすごく嬉しかったんです。だからSNSも、その延長線上にあります。

一方で、SNSは自分自身の監督役でもあると思っています。私はよく「自由ですね」と言われますが、自由って、やるべきことをきちんとやった上にあるものだと思うんです。弁護士として実名で発信する以上、仕事を疎かにしていれば必要以上に指摘されるでしょうから、人より仕事はしっかりやらなければいけない。その意味では、SNSをやっていることで気が引き締まる部分もあります。

ちなみにこういう考え方は学生時代に感じたことなんです。当時の私は髪色がピンクや金髪で、ロリータファッションで通学していたこともあり派手なタイプでしたが、成績は首席でした。派手で勉強やすべきことをしていないと「あぁ。まぁそうだろうね。」みたいな評価をされがちですが、派手でも勉強やすべきことをきちんとしていると、「好き勝手している」ではなく、むしろ「自分らしく自由に生きている」と評価してもらえたという実感があったんです。

弁護士って、世間的には「厳しそう」「偉そう」というイメージを持たれることもあると思います。でも、もっといろんな弁護士がいていい。SNSだけではなく、仕事もきっちりやっている姿を含めて見てもらって、「こういう弁護士もいいな」と誰かに思ってもらえたら嬉しいです。

実際にSNSを通じてお仕事のお話をいただくこともありますし、先日はバラエティ番組にも出演させていただきました。TSL自体もWebマーケティングを活用している事務所なので、SNSとの相性はすごく良いと感じています。依頼者の方がSNSをフォローしてくださることもあり、私にとっては一種のコミュニケーションツールにもなっています。

Q.

今後チャレンジしたいことは?

弁護士として3年目を迎えて、少しずつ業務にも慣れてきたので、これからは扱う分野を広げていきたいです。実は、将来的には医療分野にも興味があります。

今は事務所の案件もたくさんありますし、出身大学で講師の仕事もしているので、割と忙しい毎日を送っています。しかし、SNS経由も含めて、個人・法人問わず今後もいろいろな案件に取り組んでいきたいと思います。

あとは、世間一般の「弁護士はこうあるべき」というイメージにとらわれず、いろんなことに挑戦して、いろんな人と出会っていきたいですね。私は昔から「とりあえずやります!行きます!」というタイプなんですが、そのマインドでいると、思ってもみなかった機会に繋がることがたくさんあって、おもしろいです。

Q.

弁護士資格は自分にとって「何を可能にするもの」ですか?

自己表現を可能にしてくれるものだと思います。

今の自分を構成しているものを考えたときに、「弁護士」というキーワードはもう欠かせないものになっています。もし弁護士ではなかったら、SNSをやっていてもフォロワー数やいいねの数は今と違ったと思いますし、今の「弁護士としての自分」がすごくしっくりきています。

弁護士という仕事をしていることで会話の引き出しも増えましたし、何気ない会話の中で「弁護士です」と伝えると、「すごいですね」と言っていただいたり、会話が広がるということもあります。

私は元々、塾もないような田舎で、周りと比べられることもなくのびのび育ちました。なので褒めていただいたときも、変に否定したり過度に謙遜するのではなく「嬉しいです!ありがとうございます!」と素直に受け取っています。

これからも自然体の自分で、いただいた言葉や機会に感謝しながら進んでいきたいです。

Q.

応募者へのメッセージ

TSLは、こういったインタビュー記事や採用説明会などを通して、たくさん情報発信をしている事務所です。だから、まずは何か1つでも「面白そう」「気になる」と思ってもらえたら嬉しいです。

私は今、主に近畿エリアを中心に活動しているので、近くの拠点に来てくださる方がいたらさらに嬉しいですね。刑事事件の接見を分担できるという現実的な嬉しさもあります!

では、皆さんとお会いできる日を楽しみにしていますね。